2019年01月19日

taxi5

パリ、コンコルド広場を鮮やかなドライビングで疾走するメルセデスSクラスの覆面パト、ドライブするのはパリ市警随一のドライビングテクを自負する警官(フランク・ガスタンビドゥ)その泣き所はタイヤと車両の激しい消耗量。で、マルセイユ市警に左遷されてみればダメダメ同僚コップたちと冴えないダキア※の警察車両。このままじゃ浮かばれない・・・・・・・スーパーセダンの追跡車両が欲しい!
その頃ダニエルの手元を離れたスーパータクシー「プジョー407」はアルジェリアの砂漠の真ん中を疾走中・・・・・Imgq9704
お馴染みのTAXIシリーズ、最新作は思いもよらない展開で話が進みます。でも心配ご無用、ブラック・アイド・ピーズの pump it ♪に乗せてマルセイユの街を疾走するスーパー・プジョーの姿はちゃんと拝めますし、あの署長も見事に出世して現れます。最新作TAXI5「ダイアモンド・ミッション」の仮想敵はイタリアン、458やF12とサーキットバトルを繰り広げる407・・・・・

※ダチア (Dacia) =ルーマニアの自動車メーカーでルノーの旧型車を安く生産している今はルノー傘下の会社,


リュックベッソン監督の出世作taxiシリーズも登場から20年が経つんですね、白いプジョーセダンも406から407へとモデルチェンジ。今回の作品も監督はベッソンではなく、なんと主演のフランク・ガスタンビドゥの手によるもの.
やんわりと社会問題に皮肉を込めて、刑事ドラマの古いネタも豊富に飛び出すところなんか、とても親近感を覚えます。そしてライバルにフェラーリやランボルギーニを引っ張り出すところなんかも!

さらに、欠かせないのがヒロイン役。ちょっとラテン気質のお転婆娘役=Sabrina Ouazaniが華を添えてくれる他、下手っぴ・タクシードライバーのお相手がメチャクチャ美しいsand van royというのも初期のEmma Sjöberg Wiklundを彷彿させる、セクシーでファッショナブルな路線の忠実な継承者・・・そんな凸凹ぶりが発揮されていて、シリーズの「らしさ」を継承しています。

監督も主演もモデルチェンジしたTAXI5.シリーズの熱狂的な後継者を得て、現行型408(もしくは409)による次回作にも期待が膨らみます。

| 18:37 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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