2018年08月20日

「横浜の船と港」展

昭和・20世紀を代表するデザイナー、画家の柳原良平さん。アンクルトリスの作者としてあまりにも有名です。が、船のイラストでもまた有名・・・
横浜の帆船日本丸・横浜みなと博物館でいま開催中の柳原良平アートミュージアム 特集展示「横浜の船と港」展、Dscf5003

トリスおじさんはもとよりお馴染みの船のイラストが盛り沢山です。

豪華客船をはじめとするデフォルメした大型船イラストは貨物船でもタグボートでも、デフォルメしたとは言え絶妙なバランスを保っていて、船の美しさを少しも損なわずに再現しています。

同時開催されていたのは戦前の豪華客船ノルマンディー号(仏)の所蔵品展
「豪華客船ノルマンディー 大西洋航路最速をめざして」

Dscf5004


とりわけ目を引くのは1/150位の縮尺で作られた精巧なペーパーモデルと大きな船内構成図。
三つの大きな煙突の下には天井高の飛び抜けて高い一等ダイニングルームやシアター・ステージが・・・
1等特別船室をはさんで下の階にはトレーニングジムや船内プールも。エンジンルームの真上に位置しており振動や音対策にこうした設備をうまくサンドイッチしていたものと思われます。

飛行機時代の到来前、ノルマンディ号は建造当時の世界最大クラスの客船で全長は300mオーバー。その巨体がNYーフランス航路を96時間前後で結ぶのですからかなりの瞬足です。

動力源は巨大なボイラーから供給される蒸気タービンが、発電機を回してモーターがスクリューを回す・・・・・今風に言えばe-powerそのものです。

三本のファンネル(煙突)を見るに付けディズニーシーのSSコロンビア号をなんとなく連想します・・・・

〜 8月26日:まで;みなと博物館企画展

| 16:34 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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