2018年04月28日

準備!玩的人・壱

完成、公開がペンタゴン・ペーパ―と前後したスピルバーグ監督作品
Ready Player Oneは突っ込みどころ満載の話題作です。
何といってもこの映画を心底楽しめるのはやっぱり、リアルタイムで1980年代を経験した世代でしょう。作品を彩る昭和50年代のポップスヒットの数々・・・・ヴァンヘイレンの傑作JUMPと共にスタートし、プリンスの I Wanna Be Your Lover※、Tears For Fears の Everybody Wants To Rule The World、果てはビージーズの名曲ステイン・アライブでフィーバーしちゃって、〆はホール&オーツのYou Make My Dreamsで一丁上がり!どれもJ-WAVE開局までの10年にヒットした曲ばかりです!

簡単に言ってしまえば映画そのものがひとつの壮大なゲームストーリーになっていて三つの鍵を拠り所に巨大たまごっちを手に入れるまでの冒険記録です。
舞台は2045年の貧民街、人々はヴァーチャル世界での幸せに溺れて暮らしています。
22年後の架空の世界ながら80年代のアイテムが続々登場します。ルービックキューブ然り,ATARI社のテレビゲーム然り・・・・・ゲーム文化そのものが80年代に形成されたといってもいいでしょう。
物流は3モーターのドローンが担い、人を運ぶ乗用車は三菱と日産のEV(なぜか2010年型)のみ。20世紀から走っているオンボロのトランジットバンが現役なのが不思議です・・・

まだ想像できない?では
ロバートゼメキス監督の名前やデロリアンDMC12が登場、フロントグリルのLEDを見てナイトライダーのKNITE2000(特撮用ポンティアック・トランザム)を思い浮かべたなら今すぐ劇場に直行すべきです。

リアルの現実とヴァーチャル社会の対比が映画のテーマとなっていますが、個人情報の漏洩や、ワンマン経営者に頼ることのリスクと株価の乱高下・・・・最近話題になったSNSをめぐる諸問題に置き換えて考えてみるのも面白いと思います。

※土曜日のフルーツマーケット、2曲目(15:07~)でオンエアされています.Radiko・タイムフリーでも、ぜひどうぞ

| 06:52 | カテゴリー:吉田雅彦


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