2017年06月18日

23hours

ルマン24時間の長いレースも、もうすぐゴールです。残り1時間という時点でトップに立ったのはポルシェの2号車、抜かれた相手はジャッキー・チェンDCレーシング #38号車(LMP2クラス)????
あれ、トヨタは??
結論から言うとポールポジションからスタートの小林可夢偉は一位を快走中にクラッチトラブルでリタイア。9号車も前後してパンクに見舞われたあと(エンジントラブルが先だった)戦列を去りました。二位スタートの中島一貴がドライブする8号車は?・・・・・これより前に電気・駆動系のトラブルを抱えて29周遅れという致命的な遅れを出してしまいました。中島、二年連続で電気系トラブルに泣かされた・・・・・・・記録にはそのようにしか残されないかもしれません・・・・

レースの神様はあまりにも非情だった?いえ、これがレースの難しさ、怖さなのかもしれません。緊張状態が続けば人間、つまらないミスや見落としがどうしても生まれてきてしまいます。まして24時間のうちに休憩をとっているとは言え、異例のタフネスと細かい神経の持続が要求される、類まれなるレースは、やはり終わってみるまで何が起こるかわからないもの。ジャッキー・チェンのチームが刹那的とは言え一位を快走するシーンなど誰が予想できたでしょうか?もしこの時点で重大な事案が起きて一時間以上の追い越し禁止規制がかかったりしたら・・・トップに立ったポルシェが何がしかのトラブルを抱えていたとしたら・・・・本当に大番狂わせになったところです。
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中島のレースはしかしまだまだ終わっていません。現在9位(9周の差)を走行中、来年に向けて様々な教訓とデータを残すため何とかしてゴールの瞬間までクルマを走らせて欲しいものです。
あと一時間、まだレースは23分の1残っています。体力も神経も消耗しきっていてもおかしくはない状態。どんなハプニングが起こるのか?起きないのか?ポルシェが去年に続いて心の底から勝利の美酒に酔うのでしょうか?結果は1時間後には明らかになっています。

| 20:55 | コメント(1) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

そして、24時間のレースが終わりました。トヨタは8号車がHYクラス中2位、(92年、94年と並ぶ記録)、これだって立派な実力の証明です。でも、やっぱり優勝には程遠かった・・・・今回に限ればそれはポルシェも同じでした。
優勝の2号車は一時間近いストップ・・・・それでも1号車のリタイアを受けてトップにまで登りつめました。同じく一時間以上のストップを経たトヨタとの差は9周、これが現時点での両者の差。ということなのかもしれません。優勝できなかった理由はいろいろ挙げられるはず、それらを丹念にクリアしてゆけば確実に初優勝に近づいてゆくことでしょう・・・・諦めたらそれっきりです

投稿者 吉田雅彦 : 2017年6月18日 22:53

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