2017年04月29日

モリタクさんmuseum

新所沢の名所、森永卓郎さんのコレクションを集めたミュージアムB宝館は新所沢駅から歩いて数分・・・にはミニカーの他にも沢山のコレクションが所狭しと並んでいます。グリコのおまけに各種の珍ポスター、アイドル歌手のデビューシングル/EP版、フィギュアもあれば鉄道模型、航空機、限定モノのご当地菓子類やペットボトルの蓋の数々。そして何故か久米宏さんのご自宅の表札コレクションまで・・・・・お金で買えないコレクションもあれば、誰も集めないようなシロモノまで・・・・・・少しばかり珍しいアイテムを二つ~三つと捨てられず残しているのとはケタが違います。時価に換算したとしても評価のしようがないものもかなり多数・・・・しかし、中にはお宝物件も少なからずあるはずで、ひょっとしたらかなりの資産価値があったりして・・・・
もしかしたらこのビルを買い取ることができる金額になっていたりして・・・・・・と思ったら、森永さん既にこのビルはお買い上げ済みでした!

一つ一つご紹介していたら何度連載を繰り返しても終わりそうにないので、駆けつけ目に留まった2つをご紹介しておきます。まずはトヨタが博物館設置後、半世紀ぶりにハンドメイドで復刻させたAA型セダンのミニチュア、近年タミヤ製のプラモデルも発売されました。
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レア物としてはもう一台、イタリアの名門デザイナー・ミケロッティの作によるコンテッサ・クーペ。残念ながら市販には至りませんでしたがその美しさと言ったら同時代のどの国産車も敵わない出来栄えでした。
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二台とも、店頭で見かけることは希で、初めて実物にお目にかかったシロモノです。

日本ではトミカのミニカーが圧倒的に有名ですが、1970年以前にはダイヤペットやhotwheel(米;マテル社)など、時代を席捲したミニカーも少なからず存在しました。で、トミカ・サイズの定番といえばイギリス製のマッチ・ボックスが有名でした。
さすがに、そこまでは網羅してないだろう・・・・?と、個人コレクションと銘打った秘密めいた二階(撮影不可)に歩をすすめてみると・・・・・・・ありました!懐かしのマッチ・ボックスのミニカーが!!それも、昔持っていた緑色のロードローラー(舗装道路の整地用特殊車両)や雪上車、ガソリン・スタンドのミニチュアセットといったレア物までも!・・・・・・
記憶の中に鮮明に残っていた昔のアイテムが、今もそのままの形で並んでいました。おそらく世界中を探し回ってもあの当時の製品がこれだけ揃って残されている場所は多くはないでしょう。一緒に幼稚園に通っていたエリカちゃんも今頃は苗字も顔も変わって、すれ違っても気づかないかもしれませんが、そんな遠い昔の幼なじみにバッタリ出くわした気分です。もう、二度と目にすることもないかと思っていた数々、ちょっと興奮気味に二階フロアをあとにしました。

三階は倉庫スペース、まだまだ秘蔵のお宝が眠っているのかと思うとそのコレクションの圧倒的なスケールに驚かされます。個人ミュージアムの規模とは思えません。
開館したのは2014年で、今は毎週土曜日のみ公開、秋には月一回となってしまいます。入場料ではとても莫大な維持管理費をペイできるとは思えず、コレクションを維持することがどれほどの散財か、想像に難くありません。支えになるのはひとえに情熱と意欲しかありません。日々放送や作家活動でお忙しいはずなのにどうしてここまでの労力と資金を割けるのか、謎はますます深まるばかりでした。

片隅には森永さんの著書やオリジナルミニカーの販売コーナーもあって、その中から以前買いそびれてしまったお宝を発見、やっぱり所沢まで来てよかった!と満たされた気持ちで帰路に就くのでありました。
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多分、またおじゃまします

| 22:10 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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