2016年01月22日

TOKYOオートサロン②

 車に興味のある女子に案外好評だったのがこちらの作品、「ホンダ フレンドリー 2シーター N-ONE ピックアップトラック」やはりホンダアクセスの 商品企画部デザイングループの手になるおしゃれなピックアップトラックです。
 50年も昔の軽トラックは三菱360にしてもコニー・グッピーもマツダB360もほとんどがエンジンフードを鼻先にもつこんなスタイルをしていました。今では前面がフラットなキャブオーバースタイルが当たり前になってしまいましたが、アメリカではいまでも国民車といっていいくらい、一番沢山売れているのがこの車種です。

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 木目に見えるフロントグリルやドアハンドルは最近流行の転写フィルムではなく本物を使い、強度不足を裏側から金属で補強したもの。これはもう、製品ではなく芸術です(オートサロン2016にて)

 昔、先祖の初代ライフをベースに背の高いミニバンタイプのステップヴァンが販売された時期があります。今でこそ、背の高いミニバンスタイルは当たり前ですが、当時は背の高い商用車は四角いワンボックスタイプが普通で、まして前輪駆動の商用車は異端者扱いでした。
 結局大して売れなかった初代ステップvan・・・・・しかし、生産中止から10年も経つと中古市場で高値取引されるようになっていました。初代シティの登場でその先進的なコンセプトが見直されたからでしょうか?サーファーたちにバニングブームが訪れて、見た目よりも使いやすさ、他に例を見ないユニークなスタイルが見直されたのか、その発想は初代シビックシャトルなどにも受け継がれ、90年代オデッセイの大ブレイクに結実します。
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 そんなステップヴァンを無蓋荷台化した、二人乗りピックアップトラックが少数作られていました。こちらはもっとレアアイテムです。軽トラックもこの頃にはほとんどが荷台の広いキャブオーバータイプが大勢。鼻先をつけたトラックとしてはスズキのマーボーが例外的存在として挙げられますが、一代限りで消滅してしまいました。今度のモーターショーに出てきた「MIGHTY DECK(マイティデッキ)」が市販化されれば久々のピックアップ復活ということになるでしょうIMGP9811.jpg

| 09:28 | カテゴリー:吉田雅彦


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