2015年10月09日

六連星(むつらぼし)の輝き①

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いま恵比寿の富士重工本社にはスバルの歴代の名車が展示されています。四輪駆動の先駆者として,水平対抗エンジンの牽引役として,さらには軽自動車ブームを真っ先に持ち込んだメーカーとして、その評価は世界的にも浸透しています。和名のスバルが国際的に通用することからもそのブランド力・個性の強さが伺えます。
 スバル360や1300Gなどの名だたる名車に混じってひと際目立たぬ存在の「ジャスティ」80年代に軽自動車のレックスを基本にリッターカー市場に投入された小さなクルマですが,何でこれが名車なのかというと


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 このクルマが日本で初めてCVT(無段変速機)を実用化、市販したクルマなのです。いまやレンタカーでどんなクルマを借りてもまずCVTと云うくらいに当たり前の変速機になりました。初めてこのクルマが世に出た80年代中頃はまだまだマニュアルシフト全盛の頃。『アタシ,マニュアルシフトの方が格好いいからスキ♡」と云う女子が容易に見つけられた時代です。
 あれからAT車が優勢となり,いまやマニュアル車を買って来るのは至難の業になりました。中でもシンプルな構造のCVTが果たした役割は云うに及ばず・・・・ジャスティが無かったら、富士重工が開発に着手してなければ・・・・・・と云う訳で日本車に多大な影響を与えた隠れた名車でもあるのです。

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 写真に撮るまでも無く,現在の愛車(色違い二代目/brighton)です。元・父親の愛車、選択には私もかかわっています。消費税3%時代の終わりに駆け込みで買ったクルマ「お前が乗り継ぐ様に」これがたった一つの父の遺言でした。10万㌔を超えましたが、5年前の12Vバッテリーがそろそろ更新時期なほかはノートラブル。関西や軽井沢往復の主戦力です。
なわけで多分ず〜っとスバリストはやめられないと思います。

| 23:50 | カテゴリー:吉田雅彦


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