2015年08月08日

北上するクマゼミ

「クマゼミ」というセミをご存知だろうか。クマゼミは体長60~70㎜の日本最大のセミ。ボディは黒く、羽は無色透明をしている。「アブラゼミ」のような雑音まじりのような鳴き声ではなく、「シャオ、シャオ、シャオ」と透明感のある鳴き声を放つ。

セミ好きの私から言わせて頂くと、クマゼミの魅力はその逆三角形のスタイル。他のセミはどちらかと言えば頭から羽にかけて幅が広がっているのだが、クマゼミは羽を鋭角にたたんでいるせいかシマリのある印象を受けるのだ。

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実はこのセミ、西日本ではお馴染みなのだが、基本的に東日本には存在しない種類であった。しかし、地球温暖化の影響だろうか、90年代に入ってから生息域が徐々に北上。すでに福島や新潟でもその鳴き声が報告されている。

それでも、まだ都心で「クマゼミ」の鳴き声を耳にすることは少ない。「シャオ、シャオ、シャオ」という鳴き声を耳にしたら、ありがたくご鑑賞頂きたい。

服部 陽介Official BLOG
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| 07:28 | コメント(0) | カテゴリー:服部陽介

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