三陸海岸の宮古釜石間を海沿いに進む山田線に乗ったのは今から10年以上前,既にJRが運営し、車両も新型のキハ110系に委ねられ、快適な走行を楽しめました。早朝のイチバン列車は五両くらいの編成、おそらく回送車両を含むものと見られますが,単線ローカルらしからぬ威厳を保っていたものでした。
そんな、三陸海岸、山田湾を望めるのが山田線の路線名の由来。
(船越湾〜浪板海岸口駅;震災前)浪板海岸と云えば,駅からも至近距離の県内随一の人気海水浴場でもありました。国道を挟んで海岸線がちらちら見え隠れしますが標高差はかなりあったと記憶しています.それにもかかわらず,津波被害を受けて復旧に手間取ったのだから余程想像を絶する津波の高さだったんでしょう。ちょっとした高台にあった筈の駅舎までもが被害を受けているのが信じられません。