2014年08月29日

社長の椅子/Morizo's lexus LF-A

 ルマン24時間と並んで耐久レースの御三家に挙げられるニュルブルグリンク24時間対久レース。この国際的なビッグイベントに自社のレースカーで参戦しているベテラン・レーサー「モリゾウ」このシートは、彼の仕事場でもあり、IMGP8724.jpg

 ・・・・・人は彼を豊田章男トヨタ自動車株式会社・社長と呼びます。33万を越える従業員と年産1000万台を誇る、文字通り世界一の自動車メーカーのトップです。つまり、これが(世界最速の)社長の椅子でもある訳です。

 クルマ好きが多いこの業界で、開発部門、生産管理、と部門のエキスパートから社長になるなど、現場から生え抜きの社長が誕生するのは良くある話。でも、モリゾウ社長は自らハンドルを握り、国際レーシングライセンスを取得、プロフェッショナルの一流レーシングドライバーに互してニュルの難コースを(しかも耐久レースで)走り抜く、類い稀な現役社長なんです!
IMGP8717.jpg

 豊田喜一郎のDNAを直接受け継ぐ豊田家の直系にして、叩き上げの生え抜きでもあるモリゾウ社長は就任早々アメリカでの欠陥車疑惑で散々苦汁をなめた苦い経験も持ちます。一秒間に100m近いスピードで突き進むレーシングマシンを操るには細心の集中力と判断力、それに何よりタフネスと情熱が必要です。レースの厳しい世界を知っているからこそ現場で活かせる判断もあろうかというもの。財務能力に長けた社長が舵取りする企業も確かに安泰でしょうが
レースの厳しい世界を熟知した社長の作る会社のクルマと云うだけで信頼感も大きくアップしますね

| 21:33 | カテゴリー:吉田雅彦


2024年 4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

バックナンバー

カテゴリー