2013年11月22日

★毎月第4金曜日は

 六本木天文クラブの日★

ヒルズタワー屋上スカイデッキでは、毎月、星空観察会が開催されます.今月は彗星の接近で一段と期待が高まります。5時すぎには,闇夜が訪れ,西の空には金星が明るく輝きます。6時になるとスタッフが倍率百倍以上の大型の天体望遠鏡3台を持ち込んで来て,手際よくセッティングを始めます.昼間はあれほど快晴だった空も,薄いベールのような雲?もや?がかかって、ほとんどの☆の姿を隠しています.観察会は中止か?と諦めましたが、準備は着々と進みます。
Dsc01983
 セットが終了し,さっそく望遠鏡を覗いてみるとあら不思議.薄い雲の向こうにある筈のすばる座が、くっきり見えています。望遠鏡って像を拡大するだけでなく,ヒカリの強さそのものもブーストする強力なアイテムだったんですねえ。
 別の一台は角度を変えて白鳥座の二重星を捉えています.ひとつに見える星が実は2つの星だった、という三倉真奈、佳奈みたいな兄弟星、いやレイチェルチャン☆とでも申しましょうか。そうこうしているうちにあれほど明るかった金星がもうすぐ地平の向こうに姿を消してゆきます。倍率の高い望遠鏡なのでジリジリと星が移動してゆくのがよく判ります.手動で微調整を繰り返さないと視野からすぐにはずれてしまいます。
 金星の次は木星です.今の時期は双子座のちかくにあって、何日か前,半月がスグ近くにありました。きょうの月はやや三日月に近く,月の出時刻も午後9時近く,これで雲が出なければ完璧な観測条件でした。木星のオレンジ色も縞模様も何となく判りますが,4つある衛星のうち2つもはっきりと小さな光る点として確認出来ました。

 昔,渋谷でおなじように木星を観察したことがありますが,東京の空もなかなか捨てたもんじゃアリマセン。ごく普通の双眼鏡(10倍程度)があれば木星の衛星が確認出来る筈です。(目黒区内でも)
 さて観察会を終えて、1階に降りればけやき坂のイルミネーションが,星空に負けない輝きを放っています.毎正時に見られる人は,是非カメラを用意して色の変る瞬間をお楽しみに・・・・・

| 12:35 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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