2013年09月02日

ついに、その時が!

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数々の名作アニメを世に送り出した宮崎駿監督が、
公開中の映画「風立ちぬ」を最後に引退することが
分かりました。

共同通信によりますと、日本時間のきょう未明に
公式上映されたイタリアのベネチア国際映画祭の
会場からも引退を惜しむ声が数多く聴かれました。

1979年に「ルパン三世・カリオストロの城」で長編作
に挑んだ宮崎監督は、その後も次々と名作アニメを
制作し、「風立ちぬ」までの11作品で世界中のファン
を魅了しました。

個人的には「天空の城ラピュタ」と「もののけ姫」、
それに何と言っても「紅の豚」が大好きな作品です。

全作品を通じて一生懸命生きることの大切さ、人と
自然との関わり方の大切さを訴えた宮崎監督の
メッセージは、永遠に語り継がれていくことでしょう。

宮崎監督で残念な思いがあります。
実は、休刊になってしまいましたが、私もコラムを書かせて
戴いていた「RCエアワールド」とうラジコン誌に製作記事を
掲載されていたアルカス大橋さんが、スタジオジブリの
依頼で、映画「風立ちぬ」にも登場する三菱・九試単戦
のラジコン機を製作され、去年、その公開飛行が千葉県で
行われました。

その際、「ろうがんず」の石坂会長と宮崎監督が立ち会われ、
我々「ろうがんず」の会員にも立ち会いのチャンスが与え
られたのですが、私は残念ながら仕事の関係で参加
出来なかった苦い経験があります。

あの時、立ち合っていたら「風立ちぬ」の感動もひとしお
だったと思うと残念でなりません。

宮崎監督には飛行機をテーマにした作品をもっともっと作って
いただきたかったんですが、それはスタジオジブリの若い世代の
スタッフの方々に夢を託す以外にありません。

なぜか・・・・・、スタジオジブリのジブリとは、イタリアの天才
航空機設計家・カプローニの製作した飛行機、Ca309ギブリ
から取った名前だからです。

| 10:45 | コメント(2) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、おはようございます。
今朝、天谷さんのニュースを拝聴しながら、「今日田中さんは今回(宮崎監督)の記事をお書きになられるだろうな・・・」と強い確信を抱いておりました。
宮崎監督、の作品で自分が印象が強いのは、父と同い年・高畑 勲監督ともご一緒に参加された「アルプスの少女ハイジ」です。
自分が25年前3ヶ月半ですがアニメ業界に身を置かせてもらったのは撮影助手ですが、修行を積み演出家に、が目標でした。
アニメは好きでも画力がなく、絵で表現出来ない自分が目指したのが演出、でした。
初めはアニメーターからスタートされた宮崎監督、「ルパン」のTV第2シリーズ('77~'80);145・155(最終話)両話が脚本・演出・絵コンテを手がけられ、話題を呼びましたが、田中さんがご存知でしたら、145話「死の翼アルバトロス」は強くお心を揺さぶられるのではないでしょうか?
ちなみに、「ルパン三世TVシリーズ」オープニングで、自分が一番好きなのは、この両話のオープニングでもある80年版、今でも時折YouTubeで繰り返し観ます。
何度かお話させて頂いている、自分の私淑しているアニメーターの方は、宮崎監督と同学年、の可能性高く、お仕事もご一緒している可能性が、僅かながらあります。
初めてこの方の作品を(リアルタイムで)拝見し30年と17日、「この方の作品」と意識し観始めたのは、そのちょうど6週間後に当たる今月27日です。
最新作は一昨日、ソーシャル防災訓練より戻り、留守録を確認しましたら・・・直感通りやはりご参加されていました。
作画監督をご担当されたのは、自分がJ-WAVEを聴き始めた11年前が最後(今月28日)で、現在は一兵卒として変わらずずっとアニメ制作に携わり続けてらっしゃいます。
1979年と言えば、この方が現・東映アニメーション
(当時;東映動画)に戻られ2年半足らず、作画監督・ご自身で全パート原画もご担当が圧巻で一番感動に胸熱くなる時期(リアルタイムでは拝見していません・・)を経て、一兵卒となられても、ずっと現役でいらっしゃる事、「いつか・・・」は常に抱く危機感ではありますが、「次」を楽しみに出来る事がいかに幸せな事か、毎回胸に刻み付けながら拝見しています。
まだお会いした事や、インタビューもお受けになった事がなく、作品だけのお付き合いですが、お1人の方をちょうど30年尊敬し続けられるとは、自分自身全く想像だにしませんでした・・・
「いやぁ、アニメって良いですね」

投稿者 ちなみん : 2013年9月 2日 13:32

ちなみんさん、ありがとうございます。
宮崎監督の引退は、世界中の宮崎アニメファンに衝撃を与えたようです。
ベネチア映画祭では「風立ちぬ」にどのような結果がもたらされるのか楽しみです。
ところで、映画の冒頭に登場する堀越少年の夢の中に出てきた
飛行機がプラモデル化されます。
こちらも今から待ち遠しいです。

投稿者 ホヅミ : 2013年9月 3日 13:11

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