2013年08月03日

ケイタイの方程式

福山雅治が主演で東野圭吾の原作を映画化すれば
これは相手役が吉高由理子だろうがどうだろうが
大当たりして当然という方程式が成り立ちます

が、またひとつだけイチャモンを付けなければ
ならない点が見つかってしまいました。実に残念だ

舞台は西伊豆の架空の街。地図では南房総の海底地形が
代用されているけれどその場所に向かう電車は東伊豆
を走っている筈の伊豆急行100系。普通に切符を買って
偶然乗り合わせるような運行には就いておらず、やっぱり
福山さんは特別なんだなあ、と愚痴ってみてもフィクション
だからしょうがない。いや、問題はそこじゃないんだ。

電車の中で少年の携帯を取り上げ、アルミ箔で覆ってみせ
「ほうら、これで電波が遮断されるから電源を切らなくても
ダイジョウブなんだよ」と湯川センセイの言葉・・・・

違うんだよ東野くん・・・・・
劇中で少年が電車内で電源を切れない理由について
『だって電源を切ったら、親のところに自動的に通知が
行って、あとでどうして切ったんだって怒られるから・・・」

という類いのいい訳をしている。その弁については認めてあげよう
問題は電波を遮断したらどうなるか、なんだよ
電源を切らなくても電話からは定期的に最寄りの基地局に
データが発信されていて、こいつが途切れると
『おかけになった電話はただいま、電源を切っているか
電波の届かない・・・・」とアナウンスされてしまう。これは
知っているよね。つまり電源を切るのも電波を遮断するのも
基地局側から見れば同じ事なんだね。電池切れももちろん同様

だから湯川センセイが言うように「これで電源を切らずとも・・・」
とは行かず、やはり少年はあとで親から「どうして電源を切った」
と説教されてしまうんである。分かったかな?

いや、映画は楽しかったよ。訳も無く杏ちゃんがウェットスーツで
ダイビングシーンを延々魅せてくれたり、浜辺で上半身だけ脱いで
(ウエットを)くれたり・・・おかあさんの風吹ジュンも16の頃は
そりゃあ可愛かったもので、今でも充分魅力的にみえる。
こんな親子が旅館を切り盛りしていたら、泊りにいかない方が
不自然だ。いったい、この旅館、事件のあとも営業続けたのだろうか?

| 23:19 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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