2010年07月31日

はやぶさのふるさとへ

相模原にあるjaxaのキャンパス一般公開(8月)
ここに実物大のはやぶさがありましたR1105617.jpg
思ったよりもデカイ!という印象です

赤帽トラックの荷台にギリギリ収まるかといった寸法の本体
太陽電池パネルは新幹線のレール幅ほどもあり
フリマで云えば六軒分のスペースR1105609
耐熱カプセルのある側が進行方向
はやぶさ最後の日の行程表には
R1105607日本時間19時51分00秒、耐熱カプセルの分離が記されています。(相模原jaxaキャンパスで)イオンエンジンの推力はガスライターとどっこいどっこい
火も酸素も使わないから環境には優しいかな?
年中休まず噴射させて加速しますR1105603
jaxa相模原には打ち上げに先立って様々なテストを行う施設があります
トゲトゲで囲まれたこの大きな部屋は電波の測定をする為に
壁、天井に電波を反射しない特殊なトゲが並んでいます。
R1105632
アンテナの特製を調べる為の大掛かりな設備
はやぶさから届いたデータ信号を音声化して聞いてみると
ペットの鳴き声にも聴こえて来るからあら,不思議
日本自前の月着陸船で月面に探査車を送り込みつきまでおつかいR1105625.jpg
アポロ計画では実現しなかった地中の岩石採取を目指しています
jaxaが開発しているのははやぶさ2だけではありません
月面における本格的なサンプル採取も計画されています
そこで活躍するのが惑星探査車.これもいわゆる電気自動車です


R1105653
サンプルをほじくり出して格納、運搬
二台のカメラで自律走行、判断も地球からの司令に頼らず自分で出来ます

| 19:00 | コメント(2) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

「はやぶさ」はとても人間臭く感じた不思議な宇宙船です。
とりわけ、途絶えていた信号を見つけられて以降の、
プロジェクトスタッフの方々の動静が公表される度に、
果ては地球への帰還軌道に乗せることが出来た時以降、
決して諦めないという地上の人々の強い意志に答えるように、
本当に満身創痍で帰ってきた姿はその鮮やかな散り際と合わせて、
自分の心に刻まれました。
きっと「その後」に繋がる偉大なプロジェクトとして語り継がれるのでしょうね。

投稿者 KAWAノリ : 2010年9月 5日 00:28

地球帰還の直前に撮った涙目の写真には泣かされましたね~
ホントは地球に突入する前に軌道を変えて今でも飛び続けて
いた筈なんです。軌道変更用燃料さえ残っていれば・・・・
はやぶさプロジェクトで見逃せないのがスタッフをひとつにまとめた
(MUSES-C) プロジェクトマネージャー川口 淳一郎教授の頑張りだったと思います。諦めない気持ち、は
この人がスタッフに植え付けたから,だったからだと私は思います
はやぶさは地上で管制にあたったスタッフはじめ多くの人材を
教育してくれました。はやぶさ「センセイ」と呼ぶにふさわしい
存在かもしれません。先生にとって目下悩みの種は政府予算の
獲得と後継技術者の人材確保だったりするのかもしれません。

投稿者 吉田雅彦 : 2010年9月 5日 08:39

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