2008年01月27日

彼女達のお気に入り

去年このブログにコメントを下さったポルセッタさん
実はとってもチャーミングなクルマのオーナーです
今回はミーティングにお邪魔して愛車を拝見して来ました。
IMGP2185.jpg
こちらが彼女の愛車
ミッドタウンで偶然見かけたのは去年の10月でした
その彼女が偶然このブログの自分の愛車を見つけて・・・・
Imgp2184
JCCA New year's meetingにて

あのときのもう一台もここにいました。

イセッタという名前の小さな二人乗り。
戦後,欧州の庶民の足として活躍した,元祖・街の遊撃手です。
では、実際に乗り込んでみましょう.
モデルはのりたまこさん、ドアノブに手をかけImgp2206

大きく手前に跳ね上げますImgp2207

車内はベンチシート二人乗り,このドアから連想するものは・・・・
Imgp2209
開発メーカー・イソという会社は冷蔵庫も造っていました。納得
ハンドル,メーターはドアと一緒に開閉します。
元々イタリアで50年程前に生まれた小さなクルマ「イセッタ
最初はシリンダー一本、ワイパー一本ドア一枚のエコカーでした。
後に当時経営危機にあったBMWがこのクルマを
ライセンス生産し、経営を軌道に乗せました。
現在も生き残っているイセッタの多くはBMW製。

Imgp2286
(オレンジがポルセッタさん、ツートンがのりたまこさん)

当時のエンジンには現代の無鉛レギュラーガソリンを
そのまま呑ませる訳にはいきません。
古い部品を入手するのもひと苦労.メーカー側が
交換部品を用意している希有な例もありますが
皆、情報交換しながら,適合する部品を探したり
自前で造ったりしながら愛車を維持しています。
人一倍の情熱と忍耐、トラブルをブログのネタにして
笑い飛ばすくらいの余裕が無いと、とても古いクルマの
オーナーは務まりません。勿論,経費負担もそれなりに
IMGP2201.jpg
(お店では売っていない特注モデル:実車そっくり)
遠い異国で半世紀を過ごした後、美しい淑女達と出会い
幸せな生活を共にしているイセッタくん達は何と幸せな
クルマでしょう!祖国の同胞達もきっと妬いているに違い
ありません

Imgp2205
焼いていたのはのりたまこさんも、でした。
徹夜でお手製イセッタ・クッキー(手作り:
型枠からワンオフ)を作っていました.
私もひとつ頂戴しました.ごちそうさま!

| 20:45 | カテゴリー:吉田雅彦


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