2007年06月01日

NY市長の決断

高層ビルと並んでNYのまちの景色の一部となっているのが,
タクシー:イエローキャブ。
その街のシンボルをあと5年で全部ハイブリッド車に切り替えようというのが先週のNY市長の発表でした。DSCN3717.JPG(west/villege:2006)
現在一万台あまりが走るイエローキャブの9割はフルサイズのアメ車、フォード・クラウン・ビクトリアです。映画taxi:アメリカ版でも活躍しました。

DSCN3716.JPG(downtown/14th-st.2006)

プリウスも既に走り初めてはいますが,1日に一台見かけるかどうか。
NYではタクシーとして使える車種は当局からお墨付きをもらった車に限られます。
70年代までは専業メーカー、チェッカーモータースのタクシーキャブが生産されていました。DSCN3840.JPG(downtown,ave-A:2006)
90年代はシボレー・カプリスの大きな車体が町を埋めました。
映画や写真でお目にかかったら、それは20世紀の光景
という事になります

DSCN3794.JPG(times-sq,2006)
数年前にホンダオデッセイが制式採用されたときには大きなニュースになりましたが,現在はトヨタ製ミニバン(シエナ:日本未発表)に置き換わっています。

クラウン・ビクトリアの燃費はプリウスの2倍以上。コレを半分以下にして,事実上ハイブリッド車だけにしようというのが今回の規制の骨子。プリウスも三代目に進化している頃でしょうが,大柄なアメリカ人たちが自国製のフルサイズセダン以外で満足してくれるかどうか?
快適性ではとても大柄なフルサイズとは勝負出来ません。では、フルサイズのアメ車・タクシーにはもう乗れなくなってしまうのか?

そんなことは無いだろう,と考える理由はトヨタが持つ様々なハイブリッド車の技術です。
レクサスについ最近追加されたLS600hはアメリカの大衆的エンジン「V8」に四輪駆動を加えたもの。DSCF0467.JPG一つ格下のGS450hはV6エンジンとFRの組み合わせです。
GMがお金を出してトヨタから足回りを調達してくれば,自社製ボディのハイブリッド車も夢ではありません。でも,それが商売として成り立つかどうか。
逆にトヨタがタクシーにも使える安価な大型ハイブリッド車を用意してくれるか
いずれはそうなるでしょう,でも5年以内かどうかが問題です。

既に市販されたハリアー、エスティマ等日本製大型suvというのが現実的に最も近い答えですが、
トランクのついたセダン型のタクシーがNYで生き残れるかどうか。
5年後の街の景色に注目です。

ニュースルームスタッフ| 20:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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