2007年04月26日
since1957
日産自動車の最古参級ブランド、
「スカイライン」(元はプリンス自動車)
コロナやセドリックと言った老舗のブランドが、相次いで名前を
刷新する中でスカイラインだけは存亡の危機をしのいで来ました。
ファンにとっては、間もなく現れる最新型GT=Rが
待ち遠しいところですが、1970年以来
今も2ドアクーペを揃える唯一の存在でもあります
写真は10月デビューの最新型
セリカ、インテグラなど国産2ドア・クーペが相次いで
生産を終了する中、希少な存在なんです。
元々国内専売車だったのに、現在は北米市場で大人気
その五十年の歴史が一挙に勢揃いしました。
(ミッドタウンにて)
当時のアメリカの流行をふんだんに取り入れた初代↓
最盛期にはジャパン・オリジナルを標榜していたのに
今になってアメリカで人気に火がついたのは
不思議な巡り合わせです
中でもレース用に開発されたGT=R人気は目を見張るものが
あります。サーキットでも、このクルマの参加の如何が
観客動員数を大きく左右するくらい。
スカGが市場で絶大な人気を誇っていた70年代前半、
プロモーションの一環としてオリジナルCM曲
『愛と風のように』(by男性デュオ:buzz)をヒットさせ
「ケンメリ](ケンとメリーのスカイライン)がこのクルマの俗称にもなりました。
スカイラインを特徴付けるものには、6気筒エンジンのほかに
サーフィンラインや丸テール・ランプなどがあります。
丸いテールライトは最初の2000GT以来、GTシリーズの
象徴でした。ただ、「愛の・・・」三代目,GC10系だけは
例外でした。
代わりにこの世代からはサーフィンラインが現れますこんな大きな造形処理はひずみを生みやすく、
生産現場と設計部門の間で論議が絶えなかったとか
「箱スカ」「ケンメリ」「ジャパン」と受け継がれ、
81年の「ニューマン・スカイライン」では消滅。
最後の直列6気筒:R34で、申し訳程度にちょっとだけ復活しています