洋楽歌詞カードづくりの裏話
2012年04月11日
『精神安定剤』 ノラ・ジョーンズのイメージを壊さない対訳とは
J-WAVE午後の番組「RENDEZ-VOUS」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「WONDERFUL ESSENCE」。4/10のオンエアでは洋楽の歌詞の対訳などを手掛ける新谷洋子さんがゲストとして登場。対訳の裏側を話しました。
ファッション誌のライターを経て、フリーの音楽ライターとなった新谷さん。もともと帰国子女だったこともあって、海外のミュージシャンに直接インタビューする機会もあり、そこから英語の歌詞を対訳するお仕事をするようになったといいます。
単なる翻訳とは違う、歌詞ならではの難しさについて「(普通の翻訳と違って)ずばり正解、というのはたぶんなくて、どうしても自分の解釈になってしまうんですね。だからやはり、アーティストがどんな人で、どんな曲をつくっていて、どんな心境で書いているのかを踏まえて言葉を選ぶようにしています」と話す新谷さん。
これまでにビョークやジャック・ホワイト、ノラ・ジョーンズなど、そうそうたる面々の歌詞を対訳してきた新谷さんですが、ノラ・ジョーンズの新アルバムの曲を手掛けた際には、「精神安定剤」を意味する『HAPPY PILLS』という曲名を直訳せずに「気分を高揚させる薬」と訳しました。
「ノラ・ジョーンズに関してはある程度イメージがあるので、『精神安定剤』と漢字が並んでしまうとあまり良くないイメージになってしまうかと思って。本人のイメージに合わせたかった、というのが大きかったですね」(新谷さん)
ミュージシャンの個性やイメージを加味して行われる対訳。これから洋楽の歌詞カードを見るときは、そんなことを意識して読むとより深くミュージシャンのことを理解できるかもしれませんね。
【関連サイト】
「RENDEZ-VOUS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/










